土地探しで大事なこと。
てなわけで前回、ネットと現地視察だけでは甘いと判断。先ずは土地の探し方の勉強、知識が必要。旗竿地すら分からない素人に良い土地なんか見つけられない!
自分の甘さを痛感!安易だったと反省したし、
工務店や不動産からの紹介の土地であっても、知識が無いと良し悪しの判断も付けられないなと思った。
まずは図書館に行き、土地の探し方の本を読みあさる。
その人がどういう土地を求めているかで全て選び方が変わる。
・通勤通学(学区も関わる)
・駅利用
・閑静なとこ
・変形地、区画整理地
『昔からの家相学では南東角地が最も人気。太陽は生命全てのエネルギー源であり、朝日を浴びることで1日の活力が得られる。陽当たりも良く、日本特有の高温多湿な風土には太陽光が昔から良いと言われてきた。ただ昔はエアコンとか空調が無いから太陽を大事にしてきたが、現代は空調、高密度住宅が増えてきたから、そこまで家相にこだわることはない。しかし現代でも家相にこだわる人もいる。』
んー、どっち(笑)?けど家相云々、陽当たり良いに越したことはないから、南向きにはこだわりたい!
北向きは寒いが夏は涼しいとかそれぞれネットの声があるから、どこを大事にするか、その人次第ですね。
そして、ここが1番大事!
『あなたが選んだ土地は災害対策、地盤は大丈夫ですか?』
埼玉である以上、津波は無い。
僕の実家は岩手県沿岸で街も実家も全て流されたからね…人は自然の力には到底敵わないって現実を見てるから、ここは将来の為に譲れない!
そして埼玉でも考えないといけない災害は洪水。見沼区は字の通り、沼が入っていて、昔は水田も多く、地盤が弱い所も多い。その中でちゃんと土地を見極めていかなければならない。
災害対策を知るには、ハザードマップ。
先ずは区役所に行った。見沼区のハザードマップを見せてもらった。
見沼区は綾瀬川と芝川に挟まれている。この二つが洪水で決壊した予測浸水場所も色付きで示されている。
そして、窓口のおばさんに見沼区の過去の浸水被害のデータを見せてもらった。
結構細かく載ってるんだね。
・平成◯◯年◯月、台風にて小深作◯百番ー◯百番で◯軒浸水
っていうのが全て載ってた。過去に浸水した番地とハザードマップを照らして、この辺りは水害に弱いとか、ここなら大丈夫とか、非常に参考になった。
学区も見て、小学校生徒1000人、マンモス校だ!
そして、図書館に。目的は過去の見沼区の地形、土地利用を調べるため。
と言っても、そんな文章はなく、ここの過去の土地利用は◯◯ですなんて、書いた書物なんかあるわけ無い。オラが狙ったのは、地図。見沼区の変遷ってのを探して、大正時代から、昭和初期、中期、末期、平成に入っての見沼区の地図を比べた。そう見ると案外面白いんだよね!
昭和初期は、蓮田ー岩槻で鉄道が開通してた!調べたら武州鉄道?こんなどーでもいい事までわかる(笑)てかそこじゃない。
その頃はアーバン未来は水田だらけだね。そして国道16号も走ってない!住宅も少な過ぎ(笑)
昭和中期で国道が整備され、アーバン未来も建ち、末期で今のような土地整備と住宅密集地になってる。ここで人口も一気に増え、開発されていったんだろうな。この頃、春岡の区画整理地も開発され始めてた。さいの目状で綺麗に整備されてる。
この春岡に目を付けて、大正時代の土地利用は…雑木林。周囲と比べて、高台、丘になっているから水田には向かない土地だった。
そこで春岡を検索。昔は大宮市、さらに深作村、春岡村。いやこんな事は調べなくても良かった(^_^;)
改めてハザードマップを見ても水害履歴を見ても過去に無し。ハザードマップも該当無し!
そして最後に国土地理院の衛星地図で、標高、地形分類(丘陵地の高台だった!)も確認し、問題無し!!
しかし、一つ問題が…春岡には、綾瀬川活断層が走っていた…
活断層の定義は…何万年に一度の確率でズレる可能性がある断層。何万年って言っても、東日本大震災は1000年に1度が来たからね…
ただ実際歩いてみて春岡の区画整理地の心地良さ。昼間も夜も、平日も休日も寄ったけど、静かでした。騒ぐような変な人は居なかったし(笑)
活断層以外の災害へのメリット。総合的な条件を加味して、春岡を中心に決める事にした。
自分で納得して、
よーやく、土地探しのスタートラインに立ちました。
続く。